2日目後半  渋谷・青山

午後1時半、
代々木体育館丹下健三) 内、渋谷AXみかんぐみ)にて
竹内さん(みかんぐみ)と待ち合わせ。

SHIBUYA-AX.
 スタンディングで最大1700人の収容することができる、大型ライブハウス。 コンサートの前後の時間をすごすホワイエの印象が特徴的。 天井一面に音楽CDが貼りつめてあって、ホワイエの風景がぼんやりと映りこみます。 外壁と建具は乳白色のプラスチックプレートでできていて、中に取り付けられている蛍光灯の光で全体が明るく光ります。 その光でホワイエにいる人々の姿がシルエットになる。また、暗くなると外壁に描かれた蛍光塗料の細長いラインが浮かび上がり、外観を印象づけます。

残念ながらAXの中には入れませんでした。

丹下健三の奥さんが、「なんだかよけいなものがそばに立ったみたいじゃない。」って言ってたとか言わなかったとかね。」
竹内さん談。
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AXはコストの面などに考慮して
ああいう外観になっているみたいです。

渋谷という街にはあっているのですが、
代々木体育館にあっているかと言われれば、
あってません!ごめんなさい!

代々木体育館は、懸垂線のカーブがきれいな建造物ですから、直線的というか箱的なAXとは、どうしてもかみ合わないのでしょう。


その後表参道方面へ。

ぐんぐんウォール(クライン・ダイサム・アーキテクツ)っていうんですか?あれ。
安藤忠雄が建設中の表参道ヒルズの周りを包んでいるあれです。
植物とグラフィックの融合っていうのは見たことなかったので、
すごく面白い試みだなと思いました。

キャットストリートを入って行き、
hhstyle.com妹島和世)へ。
2階、3階の床がスロープになっていて、
面白い空間を楽しめます。
販売されているもの達も、
センスのよいセレクトになっています。
ずっと私の心の中にいる、
レインボーチェア(パトリック・ノルゲ)もいました。
レインボーチェア




あれってどうやって接合しているんでしょうね?
単純にきれいだと思うんです。

そういえば、近くに
hhstyle.com/casa安藤忠雄)建設中でした。
コンクリートじゃない!!!
第一印象の心の声。
裏に回ったらコンクリートでしたけど。
中に入ってみたかったです。

で、私たち20人ぐらいで行動していたんですけど、
果敢にも、竹内さんを先頭に、
Christian DiorCHANELLOUIS VUITTON、TOD‘S、PRADA。。。
臆もせずはいっていく私たち。。。

痛い。店員さんの視線。

でも多分こういうお客さん多いんでしょうね。
こいつら商品みてねえよ。
みたいな。

ごめんなさい。

Christian DiorSANAA(妹島+西沢))、
透明感が。
全面ガラス張りの下に乳白色のアクリル板がゆったりとたわんでいて、多分夜になったら光が屈折してよい表情が出るんだろうなと思いました。

LOUIS VUITTON(青木 淳)
階によってフロアの大きさが違って、
空間の変化が感じることができました。

TOD’S
サーペンタイン・ギャラリー・パビリオンを思い出させるデザイン。
ケヤキをモチーフにしたようです。
仙台メディアテークケヤキでしたね。
そういえば壁や棚が革張りでしたよ。すごいリッチ。

PRADA(H&deM)
不思議な構造体。柱がありませんでした。
360度のパノラマがよいですね。

ONE表参道
横から見たときにびっくり。どういう構造ですか。

そのほかにも、コレッツィオーネ安藤忠雄)、ヨックモック本社ビル(現代計画研究所)。。。etc

内容濃かったです。



最後に案内してくださった竹内さん。
ありがとうございました。

竹内昌義 みかんぐみ http://www.mikan.co.jp/
1962年生まれ。
1989年に東京工業大学大学院修士課程修了。1991年に竹内昌義アトリエ設立。1995年 加茂紀和子,曽我部昌史,マニュエル・タルディッツとみかんぐみ共同設立。
2001年- 東北芸術工科大学助教授に。
主な著書として『団地再生計画 みかんぐみのリノベーションカタログ』(2001年,INAX出版
『別冊みかんぐみ』(2002年,エクスナレッジ)。代表作として、SHIBUYA-AX、美しが丘の家、北京建外SOHO低層部商業施設、上原の家など。 
(敬称略)