そろそろ建築ツアーのことを書こうと思います。

1日目 横浜

山畑教授と、その息子レオ様(7歳)と巡りました。

まずみなとみらい線馬車道駅(内藤 廣 作)へ

    電車の中で私の向かい側に座ったレオ様は、
    必死に手で作った「かえる」を披露。
    となりにいたkonoちゃん。
    「あたし逆からできるよー。」
    大人の余裕を見せてはくれないらしい。笑

歴史的建造物が比較的残っている馬車道の真下に建設された駅。
内壁に使われている煉瓦がまず目を引きます。
本物の煉瓦を使用しているため、風合いがよかったです。

注目されるのは、駅の真上に建っていた横浜銀行旧本店から
金庫扉や壁画を譲り受け、吹き抜けに取り付けているという点。

全体的にシンプルなデザインだなと思っていたら、
こんな一文を見つけました。

10年から20年という時間に、内容が耐えられるものでなくてはならない。
さらには、都市施設なのだから、実際に供用されるその先の長い時間にも耐えねばならない。
内藤廣「長い時間と向き合う都市の駅」 雑誌『新建築』2004年1月号pp105 より引用


公共空間をデザインするということに関して、
建築家自身の主張を前面に押し出してしまっている建築が多い中、
自らのデザイン性を自制し、その中で表現することの大切さと難しさ。
公共空間に対するちょうどよい距離感、
というものを考えさせられました。

   私がそんなことを考えていることなど露知らず、
   レオ様は横浜銀行の金庫に心奪われたご様子。

   「その鍵まわしたら開くかもね。」

   思いっきりまわすレオ様。

   ほくそ笑む私。


そんなこんなで次はみなとみらい駅(早川邦彦 作)へ。
グラウンドレベルから地下鉄が見えるように仕掛けられているらしい。

子供用トイレが可愛らしかったので、

   「写真撮りたいからレオレオちょっとしてきてよ。」
   「えー、やだよ!」


ランドマークタワー
ドックヤードガーデン、
赤レンガ倉庫を経て、

横浜港大さん橋国際客船ターミナル(アレハンドロ・ザエラ・ポロ、ファッシド・ムサヴィ)へ。

屋上は、ゆるい二方向の曲線からまる個性的なデザインで、
大部分を板張りで仕上げ、2ヶ所に天然芝の広場を配置して
デザインのコンセプトである「庭港」を表現。

建物内部は、柱、梁のない大空間を設け、
天井部分は三角錘を組み合わせたような構造体(折板)。
床は、総板張り、側壁は強化ガラスによって構成。

中でもエレベーターに興味を引かれた私達。

油圧式らしい。
すっきりとしたデザインに仕上がっている。

わらわら乗り込む。

すごい光景です。

   このとき、
   レオ様は大人な女に興味を示し、こんな質問をしていました。

   「けっこんするなら、おかねもちとビンボーどっちがいい?」
   「そりゃお金持ちでしょ!」

   「じゃあやさしいビンボーと、こわいおかねもちは?」
   「お金持ちかな!」

   。。。。エンドレス。

   その後、地獄の話に突入。
   もう何がなんだかわかりません。
   だってなんでもあり地獄ですから。

   うまい。

そんな会話を聞きながら
山下公園を抜け、外人墓地をみて、元町中華街駅(伊東豊雄 作)を見、

外人墓地を通り抜け、

いよいよ中華街でお食事です。

   レオ様をひざに乗せ、
桃井かおりのものまね(似てない)をくりだし、
紹興酒を山畑さんにお酌してもらうというひどい有様。

普通は逆だろう。教授に酒を注がせるなんて。。。

と朝になってから反省。





レオ様可愛かったな。